松山市の歯医者が教える症例を交えた「根管治療」

最終更新: 2019年2月7日



 今回は実際の根管治療の症例を提示しながら説明していこうと思います。

 非常に地味な治療になりますが、私自身こだわりを持ってやっていますのでお付き合いいただいたらと思います。

 症例に関しては事前に了承を得て掲載しています。

 また顔等は掲載せず、プライバシーも守られますので、モニターさんになっていただける方いらっしゃいましたら、教えていただけたらと思います。

 粗品を差し上げます。


 前回の根管治療の話で「抜髄処置」と「感染根管処置」があるということを説明しました。

 根管治療の基礎に関してはこちらから

 

 まずは基本的な抜髄処置からになります。

 抜髄処置はきちんと行えば成功率90%ほどという報告がありますので基本的な処置となりますが手を抜かず再感染が起こらないよう丁寧に行っています。



 ・抜髄1

 ・抜髄2

 ・感染根管処置1

 ・感染根管処置1.5

 ・感染根管処置2

 ・感染根管処置3

 ・感染根管処置4

 ・感染根管処置+外科的歯内療法


抜髄1


大きな虫歯を自覚していましたが、歯医者になかなか通う気になれず来院された患者さんです。

 神経への感染がありましたので抜髄処置を行いました。



抜髄2


 夜寝ているときに急に痛くなり来院された患者さんです。

 こちらも抜髄処置にて対応しています。

 抜髄処置は基本的な処置ですが、再感染が起こらないよう、丁寧に仕上げています。

 丁寧に仕上げることにより、大きく問題が出ることは少なくなると思います。

 期間は3-6回ほどで2か月間くらいになります。



次は基本的な感染根管処置となります。

神経の入っていた根管を通り、根っこの先で膿が溜まっている状態になります。

症状としては噛んだら痛い、歯茎が腫れた等があります。


感染根管処置1

感染根管処置1.5


 歯茎が腫れてしまって痛みが出ていました。

 根っこの消毒が不十分と考えらえれたため、再度入念に消毒を行いました。

 腫れも引き、根管内のばい菌も消毒できたと判断し根っこを詰めました。

 反対側の前歯も同じように根っこの先で膿が溜まっていました。

 症状はありませんでしたが、折角の機会でしたので根っこをしっかりと消毒して根っこを詰めました。

 再発がないかを確認を兼ねて、前歯に樹脂を詰めいている部分が古くなっているところをぴったりと合うように詰め替えをして、定期健診に移行しました。

 定期健診時にレントゲンで確認をとったところ根っこに膿が溜まっていたところもきれいに治っており経過は良好と判断しています。


感染根管処置2


 部活が忙しく神経をとったまま放置していて痛くなったため、歯医者に行ったところ根の先に膿が溜まっているため抜歯と言われたということで来院されました。

 感染根管治療の場合、成功率は一般的に6割ほどとなってしますため、なるべく中断せずに治療を行っておいたほうがよいということを教えてくれます。

 通法通り、感染根管処置を行っています。

 最初はなかなか膿が止まりませんでしたが、根気強く治療に通ってもらったため、消毒の効果も出たため保存しました。

 年齢的にまだ噛み合わせが完成していないため、樹脂の詰めものを行いかぶせるタイミングをみているところです。

 定期健診時に再度確認したところ膿が溜まっていたところも現在のところは経過良好のようです。


感染根管処置3


 次は少し変わったケースになります。

 歯茎が大きく腫れていて骨も大きく溶けているため歯周病が疑われますが、歯周病の検査数値も低いため、神経を調べてところ、神経が死んでしまっていたため根っこからばい菌が広範囲に感染してしまったと判断し感染根管治療を行いました。

 

 歯周病の治療は歯茎の上の歯石取り程度で、定期健診時に確認すると、溶けてしまった骨もほぼ元通りに治っています。

 歯周病と診断し歯周病の処置を行っても治らないばかりか、健全組織をとってしまい悪化させる可能性もあるためしっかりと診断することが必要です。


感染根管処置4


 噛むと痛いということで来院された患者さんです。

 問題がありそうな根っこの先に金属製の詰め物を使っているため、治療しても予後が悪いことを説明しました。

 抜歯の可能性が非常に高いですが、痛みをとるため、感染根管処置を行うこととしました。

 金属の詰め物を外そうとトライしましたが、外すことはできませんでしたが、拡大鏡を使って確認しているとMB2という根っこが見つかりそこからしっかりと消毒を行いました。

 膿や腫れ揺れもおさまってきたため一度詰めて経過観察としました。

 その際後ろの金属の適合が悪かったため作り直しをしました。

 半年ほど仮り歯で様子を見て問題なかったため被せる治療を行いました。

 定期健診で確認したところ現在のところは経過良好のようです。


感染根管処置+外科的歯内療法


 前歯が痛くて来院された患者さんです。

 レントゲン所見では予後は悪そうに見えたためしっかりと説明を行い感染根管処置を行いました。

 前歯の処置の場合、見た目が困らないように配慮しながら治療を行いました。

 土台の金属が大きく慎重に処置を行いました。

 根っこの中は徹底的に消毒を行いましたが、腫れが引きませんでした。

 相談を行い、歯茎のほうからアプローチしてみてヒビ割れがあったりしたときは抜歯になることを説明しアプローチしてみました。

 悪くなっているところを慎重にとっていくと、歯の一部でうろこがはがれたようになっており、ばい菌が溜まっていたため、念入りに消毒を行いました。

 歯の表面でうろこがはがれたようになる症状を「セメント質剥離」といいます。

 この症状が起こる方は噛み合わせが強いと言われていますので、噛み合わせの力に負けないよう隣とつないで修復をしました。

 定期健診時に確認させてもらったところ、完全ではないものの改善傾向がみられます。

 症状もないため注意深く経過をみていくこととしています。

 根っこの治療だけでは効果が出ない場合はこのような「外科的歯内療法」という方法があります。

 治療は初めてから6か月ほどかかる場合もあります。


 治す方法としては抜歯をしてBrにする方法もありますが、歯科医師としては残せる可能性がある歯には持てる技術と知識、情熱を総動員して治療に臨みたいと考えています。

 治療期間等がとれないときは、代替する治療法をご提案させてもらいますのでご相談ください。


 松山市の歯医者 あいはら歯科クリニック 院長の相原大樹でした。

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